■天地旬鮮 八吉 (Yakichi)
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慰霊の日に思うこと

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本日6月23日はうちなーんちゅにとって忘れてはならない大事な日
「慰霊の日」
今から70年前のこの日、沖縄戦を指揮していた牛島満司令官が自決し、
日本軍の組織的戦闘は終了しました。
戦闘終了を知らされてない歩兵たちは、そのまま戦闘を続けました。
6月23日を過ぎても、沖縄戦なんて終わってません。
基地問題や不発弾処理などを考えると、今もまだ終わってないかもしれません。


6月の真青な空に照りつける太陽、そしてもくもくとのびる入道雲を眺める時
なんとなく思い出すのは小学校の窓辺。そして沖縄の人なら知っているこの歌
「月桃の花」

子供の頃、毎年慰霊の日が近づくと朝礼で歌ったものです。


そんなつらい過去を乗り越えて明るく笑顔で生活するおじーおばーの強さ。
「戦争は大変だったけど、人は誰でも過ちはあるからさ。
 だから憎むんじゃなくて、許したらいいさー。
 沖縄には"いちゃりばちょーでー"って言葉があるんだのに」
うちの祖母が言ってた言葉は今でも覚えています。
"いちゃりばちょーでー" 
一度出会えばみんな兄弟
だから、どこの国の人でも、出逢えば兄弟のように大切にしなさい
そういうことなんですね。

戦後から沖縄はアメリカの統治下に置かれ1972年に祖国復帰を迎えます。
祖国って…そもそも沖縄だって「琉球王国」だった。
日本に侵略されて、なくなく日本の一部になった。

沖縄の歴史は深い深い悲しみと苦痛にまみれたものです。
それでも人々が穏やかで明るく生きていられるのは
「ぬちどぅ宝」「いちゃりばちょーでー」に込められた
平和を愛するうちなーんちゅの心と
異なるものも全て広い心で受け入れる「ちゃんぷるー精神」の賜物。

沖縄戦の歴史から、もちろん戦争反対のメッセージも伝えたいけど、
こういう沖縄の強さと温かさも知ってほしいなと思います。

そんな角度から沖縄を眺めると、
いつもの海がもっと綺麗に見える気がする。
いつもの空がもっと高く見える気がする。
何気ない暮らしの一つ一つがあったかいものに思える。
そんな小さな"幸せ"があつまって、大きな平和になるといいなぁ…。
なんて思ったり。




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